まさに自然。
自然溢れる駿河平の「自然公園」の名前を冠するに恥じない県東部きっての自然スポット。
芝生広場や展望台などその地形をぞんぶんに活かしキッズからシニア層までの幅広い年齢層をふところ深く受け入れる公園。
湧水が流れている付近ではクレソンが自生し「クレソンとるな!」というほのぼのとした公園内で唯一刺激的な立て札があったりなかったり。サワガニやトンボなどたくさんの動植物が訪れる人たちを迎え入れてくれるためあたりはまるで動植物の図鑑のよう。シーズンにはホタルを鑑賞することもでき、湧水を蓄える池ではコイなどが泳いでいるため、パンなどのエサをあげるのもおもしろい。
ひろびろとした公園内には、芝生の斜面などもあり簡単なソリなどを持っていけば芝生滑り台に早替わり。もちろん桜の季節には素晴らしい景色を眺めることができる。
近隣は保養所とか、テニスコートとか美術館があるちょっとばかりセレブな感じ(?)でもないけど、いい感じの場所なので、公園や近隣利用者には特にマナーを護ってもらいたい。
自然の恩恵を受けるからには、こちらも自然を尊重することを忘れずに。いいろいろな楽しみ方ができるのびのびとした自然公園でもおすすめしたいのは『遊々橋』の名をもつ長さ130メートルの吊り橋、吊り橋としてはがっしりとした造りで揺れなどは比較的少なめ。橋桁も安定感があり「吊り橋はコワイなー」という人にもおすすめ。春には桜、夏には新緑とともにフォトジェニックとしての存在感も発揮するマルチな活躍を魅せる吊り橋である。
おかげで、2015年8月に発行となった富士山周辺公園ガイド(マガジン)では「吊り橋ワタレ」コーナーのトップを飾り、多くの人にそこそこのインパクトを感じてもらったようで、管理人としても感謝したい。
ベルナール・ビュフェ美術館、井上靖文学館やクレマチスの丘などの美術・文学鑑賞のスポットも近くにあり、自然散策を楽しむにぴったりな場所。
あと、帰りにほぼ100%トイざらスのヨコを通るので、お子たちにおもちゃをねだられないように注意。