旧大仁町の町政50周年を記念して整備された自然公園。当初は「町民の森」でありましたが、合併により伊豆の国市になったもんで現在は市民の森として、深沢川源流域に鎮座する森。市民の森に改称されるときに、さらに整備具合が進んだとかなんとか。春には桜、夏には紫陽花、秋には紅葉といかにも森らしい一面だけでなく、ほどよいバリアフリー感もあり、ベビーカーなどでも散策を楽しめそう。

森ガールはいませんでしたが、森キッズに森ワンコ、そして森おっさんを見かけることができました。バードウォッチングやどんぐり拾いなど森らしい楽しみ方がいっぱい。遊具も（整備中のものが多かったですが）木を基調としてアスレチックでいかにも子供向けな色使いではなく、周囲に溶け込んでいるのは気が効いています。展望広場や散策路。ほどよいアップダウンもありロケーションを活かしたこの場所ならではの市民の森。同名の沼津市の市民の森よりも楽しみ方の幅は広く、森とはいいつつもアクセスも良好です。

せせらぎには魚がおよぎ、水遊びもできそう。木陰が多く、芝生広場もあるためレジャーシートを持ってランチもOK。かなりの広さがあるので、パラソルやタープをたててピクニック的な楽しみ方でのんびりと、そして元気なひとたちは活発に遊ぶことができます。こう、なんというか森感と整備された感の塩梅がちょうどよく公園にきたなーという感じと、森にきたなーという感じがうまく混ざり合っています。

どんな楽しみ方をするかは訪れた人次第。どうせなら着替えや虫取り網などいろいろな準備をしていくとより活用の幅が広がりそうです。