ちかごろは音楽も簡単に持ち運べるようになりましたね。もとより、音源で持ち歩かなくてもみなさまの中にインプットされているサウンドもあることでしょう。とはいえ、音楽を聴きながらのしゃれおつな公園ライフも楽しみやすくなっているのは事実です。
公園に行くとその開放感や郷愁感から鼻歌を口ずさむようなシーンもあるかと思います。
ひとつひとつの想いは詮索するものではありませんが、いろんな人のいろんな曲からいろんなことを連想するのも面白いかもしれません。ということで、公園で聴きたいような曲をいろんな人にご紹介いただきます(予定)。
では、まずひとつ。
いきなり夕暮れの帰る時間を連想させる曲。むしろ帰りたくなるような。
bonobos 夕景スケープ
最初は主観の視点ではじまり、じょじょに広角に引いていくようなスケール。人が生活してるぞーてのがじんわりじんわり効く感じ。最後のマーチングバンドみたいなアウトロもなんとなく童心に帰るよう気がして。公園やでかけた先がおうちが繋がってて嬉しいと感じられます。できることなら歩いて帰りたくなるような近くの公園で聴きたいナンバー。収録アルバムのUltraごともって公園での時間をすごしたくなります。
recommender 管理人
常緑のころの開放感のある公園がよく似合うjamaica song。アメリカのオルガニスト、ブッカーTジョーンズの曲で午後の紅茶のCMにも起用されたこともあり、耳に覚えのある方もいらっしゃるのでは。
Booker T Jones – Jamaica Song
青空の下、楽しくみんなが遊んでいるシーンが浮かんできて、それを眺めるもよし、一緒に輪に入って遊ぶもよし。兎にも角にも子どもたちは心底楽しんでるんだなあと微笑ましくもあります。ハナレグミ永積タカシによるカヴァーバージョンもまた耳触りがよく、どちらも心地良い響きです。
jamaica song ハナレグミ
【公園を楽しむ一考察】公園と音楽。にも通ずるものがあるような気がしています。
recommender 沼津市在住30代男性
私の逃げ場所でもある家の近くの公園で 悲しい時は、いつも音楽を聴いて泣いていました。何に悲しんでいたのかは忘れてしまったけど 体はメロディーをしっかりと覚えていて ふとした瞬間に思い出したりするのです。
今日はこの曲。
New York State of Mind/ ビリー・ジョエル
それとここの部分の歌詞。
「It comes down to reality-and its fine with me cause Ive let it slide, Dont care if its chinatown or riverside, I dont have any reasons, Ive left them all behind- Im in a new york state of mind」
目まぐるしく変化する都会。 理由も、理屈も越えて信じたい何か。騒がしい街から離れた公園で 涙を流し、「よし、帰ろう」と、 音楽はいつだって私の側にいるのです。
recommender YuOba
公園では無いけど、大好きな川辺の話。 あっしが社会人ほやほやの頃、 毎週土曜日夜の川辺にジョルジビーっていう名前の古いワーゲン車を改造したいかしたbarによく行ってて。 そこには太陽のような笑顔のマスターだいちゃんやアク強めなストレンジャーなやつらが集う場所でした。
ワイン樽を改造したウーハーと、ひょうたんで作ったスピーカーからはいつも自由な音が流れてて、ギターやらジャンベやらディジュリドゥやら変な踊りやらセッションがすぐ始まる。ゆる〜い雰囲気と音やらで笑みがこぼれる。 時が経ちジョルジビーは無くなってしまったけど、空の下で音と笑顔に包まれていたあの空間が自分の人生に影響したんだなぁ〜としみじみ思う時がある。 だから、今公園でみんなでカホン作ったりセッションしたりしてるのかも。音で人と繋がるっていいよね。
cro-magnon feat.三宅洋平 Tokyo
朝の濃いオレンジ色が空を埋め尽くしたらこの曲をよく聞いていました。 いつかどこかでセッションしましょう。
recommender Mitsutoshi Serizawa from “TAPPERS”
※音量や演奏場所など公園でのマナーは守りましょう。