金冠山

レッツハイキング, 公園デート, 地域で探す, 沼津市, 目的で探す, 静岡県
住所
駐車場 あり
トイレ なし
自販機 なし
面積

千本浜から海岸線を眺めると、戸田のほうがぽっこりと盛り上がっているのが眺められます。それは達磨山や小達磨山、金冠山と連なる緩やかな低山たち。金を冠する山。すばらしい。沼津の街から眺める山々が西日を山頂に称えるさまを見てきっとこう命名したのであろう、とポエティックに想像してみるものの、一切の責任はもたないので注意していただきたい。インターネットの情報は怖いものである。

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沼津市と伊豆市の境目に位置しており、山頂へは市民の森からアクセスすることができ、それなりのハイキングコースと緩やかな尾根など歩きやすいとファミリーハイクなどにも最適との触れ込み。

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市民の森から尾根コースでいざ山頂までトライ。気軽なハイキングコースということで鼻歌交じりに歩みを進めていくと見たこともないキノコやなにやらキレイな昆虫などに出会えるかもしれない。木々に囲まれ木漏れ日のなかをもくもくと。小一時間ほど歩くといったん視界が開けて幹線道路に出ます。ここにも展望台がありほどよい駿河湾の眺望で小休止。

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しばらく舗装道を歩いて再度入山。木の枝がゲートとなり冒険心を掻き立てるとともに、リンカーンの椅子、日本庭園と妙なネーミングの自然のオブジェ的なものを横目に山頂を目指します。この辺からちょっぴり険しさを増して蜘蛛の巣が顔にひっかかったり、木々をかきわけかきわけ歩いていきます。途中誰ともすれ違うことなく果たしてこの道で合っているのかと不安になりながらもさらに歩くと、視界が開けてスズタケの大草原がお出迎え。ちょっと遠くに見える電波塔のあたりがゴールの山頂です。

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山頂からは世界一深い駿河湾に浮かぶ淡島、日本一高い富士山の手前に愛鷹山とTHE 沼津の光景が360度視界に目に飛び込みハイクの疲れを癒してくれます。ベンチなど休憩施設はないものの、とりあえずおにぎりやコーヒーなどでちょっと一服。風が強いと長居はしんどいけれどその解放感はすこぶる気持ちよく、歩いた甲斐があったというもの。

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帰りには沢道ルートをチョイスし、さくさく下山。その名のとおりきれいな沢が歩道の横を流れ、準備さえしてくればウォータークライムなども楽しめるかも。もりもり歩くと最後は市民の森のキャンプ場側に出て無事終点。ほどよい疲れとともにおうちに帰るまでが遠足です。

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よくよく調べてみれば、山頂から徒歩20分程度のところに駐車場があるらしい。市民の森からのアクセスは訪れる人が少ないお宝コースらしい。うまいこというもんである。駐車場からは達磨山へのルートもあるそうなので、気分に合わせて使い分けるとよさそう。頂上で潮騒を感じるトレッキング。沼津ならではの贅沢なレジャーである。