公園ガイドは公園ぽいところをただただ紹介しております。
公園ぽい。その感覚は人それぞれだと思いますが、適度に人が集い、適度な時間が流れる。
せわしいこともなく、なんだか日常が豊かになるような場所ということもできそうです。
さて、道路がそんな場所になったなら。
車のためにつくられた道路が、人のために開放されて、思い思いに時間を楽しめる。
ボールで遊んでもいいし、コーヒー飲んでもいいし。芝生(シート)に寝転んだっていい。
11月21日から24日の4日間、沼津駅北口からすぐの道路(ななどおりせんというらしい)がそんな場所に姿を変えます。
正式名称沼津駅北口七通線歩行空間化社会実験「arcomichi(アルコミチ)2019」。
キーワードは「道でやりたいことをかなえちゃう4日間」。
ストリートサッカーやストリートバスケ、BMXやスケートボードを楽しめるパンプトラックなどのスポーツアクティビティ。青空図書館、トークイベント、ストリートカラオケにフリーピアノ設置と、いろんな人のやりたいことが集まるようです。
初開催となった去年は市長が道路で始球式(キャッチボール)してました。今年はどんなスタートになるんでしょうか。ゴルフの始球式みたいなシュパーて煙が出るやつとか。サッカーのキックインとか。その辺も期待です。
しゃれおつすぎてビビるという人も、リア充ではない公園ガイド的には、「なにもやりたくない。ただのんびりしたい」から行ってみる。というのもいいと思います。実験と銘打たれていますが、そんなことは主催者の都合。とにかくなんとなく出かけて、なんとなく楽しむのもいいんじゃないでしょうか。
駅前が、まるで公園のように。道路が、まるでじぶんの居場所のように。
そんな一風変わった実験をしちゃう沼津市は、中心市街地の空間再編に取り組み、楽しく快適に過ごせるまちづくりを進めているんだとか。新しい可能性の第一歩を体全体で感じてみるのはいかがでしょうか。
なお、かの有名な「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ。行けばわかるさ!ありがとーっ!!いくぞー 1・2・3、ダーッ!」の道の詩は猪木のオリジナルではないそうです。また、一休さんのことばでもないようです。
さて。
アルコミチの詳細は沼津市ホームページから。
写真提供:沼津市