新通町公園

地域で探す, 富士市, 歴史をたしなむ, 目的で探す, 遊具であそぶ, 静岡県
住所
駐車場 あり
トイレ あり
自販機 なし
面積

富士市役所の近くにある、初代新幹線「0系」がある公園。やはりというかなんというか「新幹線公園」の愛称で親しまれている。

日本全国に新幹線の車両を資料的に保存し公開している場所はそこそこあるが、新幹線を展示した初めての公園である。

実はすごいことなんではないかとふと思う。

新幹線は土日祝日の午前10時~午後3時まで無料開放されており、中で遊ぶことが可能。中ではNゲージの運行が行われており、キッズたちは興味津々である。運転席の様々な計器も直接触れたりできるので、運転席に座れば、まさに気分は国鉄マン!

それ以外にも、園内にはミニSLの線路が敷設されており、毎月第二日曜に有志の方々がミニSLを走らせてくれる。ミニSLが走る時なんかは結構混むので、狙いを定めていくようにしよう。なかなかに人気で、SLの運行日には、駐車待ちの車が渋滞を起こすことも。園内でも乗車待ちがさながら都会の通勤ラッシュのように混雑するが、そのあたりはさすがに皆さんお行儀よく待っている。

いまや現役の新幹線といえば、東海道新幹線のN700Aや東北新幹線E5系はやぶさ、秋田新幹線E6系スーパーこまちなどめちゃめちゃカッコイイ車両も登場しているが、愛嬌のあるだんご鼻は懐かしく、ある種日本のテクノロジーの歴史を垣間見ることができ、そういった意味でも価値の高い公園と言っても過言ではないのである。

なお、この新通町公園にある0系0番代の車両。現役時は東京-大阪間を4700回くらい往復したという類まれなる実績を持っており、ずっと大阪方面(西方向)を向いて線路を行き来していたため、新通町公園にきて初めて東を向いたという逸話を持っているそうな。そのだんご鼻ははじめてこの場所で朝日に照らされることとなったワケである。

国鉄モデルを模したのか、そんな感じの時計や信号などもあり、さらには鉄道のレールでできた鉄琴みたいなチャイムもあるなど鉄道ファンも楽しめるのではないか。他にもブランコや滑り台などの遊具に加え、芝生ではないけど体を動かせる広場もあるので、キッズにもオススメである。

 

家でプラレールばっかりやってないで、リアル鉄道を楽しむために、特に元気なお父さんと男の子には注目していただきたい公園。

なお駐車場が満車の場合などは市立図書館の駐車場を利用し、ついでに新幹線に関する資料を閲覧してくなんてツウの楽しみ方もできるかもしれない。