水車がぐるぐる。湧水でぐるぐる。
水で遊ぶというよりも、水が遊んでいるような雰囲気。緑が豊富で、湧水の流れる音にあずまや、飛び石などちょっと庭園ぽい。道路で分断された東側は地区の水道組合の取水地であったとかなんとか。そんでもって西側にはこの地域がそのむかし、搗屋町(つきやちょう)と呼ばれていたことよろしく、水車がまわっており実際に水車小屋のなかでは石臼がゆっくりと回っている様子をみることもできる。水車をまわすだけあって、その辺の流れは意外と荒々しい。
湧水のなかには梅花藻が咲いたり、東側には花壇が設けられたりと花を愛でることもできたり。さらにはイトトンボやカワニナなどの動植物などもみられる。ということはシーズンにはホタルも期待できそうである。なお、このあたりでは原田公園であったり鎧ヶ淵親水公園であったりホタルが見られるというふれこみの公園もいくつか点在している。
園内はそんなに広くなく、かつキッズが遊ぶという感じではなく、のんびりと過ごすためにあるようなスポット。ちゃぷちゃぷ程度で水遊びは可能。比奈の湧水スポットのなかでもそれぞれが個性をもっているため、原田遊水池公園はきっとこれでいいのだろう。となると、比奈湧水スポットはぜんぶ制覇してはじめてそれぞれの公園の魅力を味わえるのではないかと思う。