裾野市の景ヶ島渓谷にあるなんともイカす岩たち。
溶岩の中心が冷却によって収縮し、垂直に割れ目が入ったもので、六角の柱みたいな岩が壁をなしている。高さおよそ10㍍、幅にいたっては70㍍くらい露出している。
こういったものを柱状節理帯とかいうらしい、なんとも勉強になる。
屏風岩の間にはちっちゃな滝が流れ落ちており、その大きさと比較して立派な滝壺が透明度の高いコバルトブルーの水をたくわえていて、けっこうキレイ。
滝壺というか河川敷自体は、岩がゴロゴロしまくっていて活発に遊ぶという感じではないが、佐野川の流れはそこそこ冷たく、水深もそんなにないので夏場などにはキッズの水遊びとして活躍しそう。ただ、滝壺は深いのでむやみに入水しないように。秋ころにはきっと紅葉と相まってさらに風光明媚感を感じられるのではないかと勝手に思う。
自然のミラクルを感じられる場所であるがゆえかどうかはわからないが、駐車場はあるけどそこから柱状節理までの道や、なんともシュールな岩に直接書かれた矢印などことごとく手入れはされていない。市街地から少し離れた場所にあるという微妙なポジションのため、その喧騒を避けるという意味もあるけどもゴミの散乱具合とか、もうちょっとがんばりようがあるような気がします。