山梨県は忍野村。忍野八海をはじめとする、富士山の伏流水がこんこんと湧き出る湧水に恵まれたこの地で、キッズから大人まで楽しめる穴場的な公園。
公園自体は入園料はかからず、公園には富士湧水の里水族館と、森の学習館が併設されている。
まず公園。
富士山の伏流水がゆうゆうと流れ、せせらぎの音と自然の調和がとても美しいのは言うまでもなく、特に秋シーズンには燃えるような紅葉を拝むことができる。もちろん公園内のせせらぎにも魚が泳いでおり、その姿を見るだけでもちょっと興奮する。
ちなみに、このあたりは公園以外でも紅葉が綺麗なので、狙い目でもある。また、夏には池で水遊びができたりローラー滑り台などの遊具もあるので、キッズには大好評。タオルなどを忘れないようにしたいものである。しかも、子供の安全や行動を考慮したうえで設計されているというのは好感がもてる。
そして目玉は富士湧水の里水族館。
入館料は大人400円。
水族館というにはやや小さいが、「400円もとるのかよ!」というツッコミは禁物。
他の水族館とは違い「富士山周辺の湧水に住んでいる淡水魚の水族館」というコンセプトが明確な興味深い水族館。
ニジマスやヤマメ、チョウザメ、イワナやコイなどのとてつもなく大きい魚が回遊している様は迫力があるうえに、ブラックバスやブルーギルというややもすると嫌われガチな外来魚まで律儀に展示してあるという、プライドがあるのかないのかわからないところには興味が惹かれる。
そしてかの有名なさかなクンさんが富士五湖のひとつ、西湖で70年ぶりくらいに発見したというクニマスも展示。学術的にも非常に価値が高い。
そんでもって、2階にあがるとイグアナ的なものやカメなんかもいらっしゃるがドジョウやメダカなどの親しみの深い淡水魚もいるなどなんだかほのぼのする水族館である。
400円以上の価値はあるので、無料のさかな公園だけでなくぜひ足を踏み入れたいもの。
森の学習館はリアルに学習ができる場所。
自由研究とかにはとっても役立ちそう。ちらっと入ってみただけなので、詳しいことはよくわからんが。
さかな公園という単純な名前からは想像もつかない、多面性とポテンシャルを持った公園。
ここを目的にお出かけする価値も見逃せない。忍野八海⇔さかな公園のコンボはパパママにとっては、子供からの評価を得るにはたぶん有効。