かつて浮島ヶ原と呼ばれた田園地帯の一角にある憩いのスポット。
ヘラブナ釣りができる釣り堀や菖蒲やハス、桜などが美しく、一帯には富士東球場もあり、遊具などはありませんがのどかな休日を過ごすのに最適な場所です。
めがね池と赤どぶ池のふたつの池がこの公園の主役となっています。めがね池には小型のヘラブナが放流されており、地元のフィッシャーマンが池にのんびりと釣り糸を垂れています。もうひとつ、道路からちょっと入ったところにある赤どぶ池はタイリクバラタナゴの自然繁殖地として、またアメリカザリガニやドジョウやフナなども棲息しており、こちらは希少なトンボの産卵地となっているため釣りは禁止となりました。
釣り堀が主体となっている公園ではありますが、愛好家の方だけでなくちょっとしたお散歩や写生に。また球場の外野席にあたる部分は芝生が広がっているためちょっとした運動やそりすべりなどで遊ぶことができちゃいます。東球場も両翼90㍍、センター110㍍となかなかの規模を誇り、さらにはダグアウトやスコアボードなども充実しており草野球をするのにももってこい。
田園風景、そして富士山と新幹線のコンビネーションは富士山写真家などにも愛されており、近くには大きなカメラを抱えた人たちも訪れたりもします。派手さはないけれど富士市が誇れるスポットとして季節を通して注目したいところです。
のんびりと、それでいて活発に休日を過ごすのにおすすめのスポット。工業団地の一角にあると侮ってはいけません。駐車場やトイレも完備しているため、三世代でお休みの日にでかけてみるのもいいでしょう。