国道1号からちょっと入ったところ、ひっそりと山の中に佇む自然公園。墓苑の近くであったり、野鳥の観察スポットであったり、桜の名所であったり。とは言え、「子供の森」というタイトルが付けられているだけあってアスレチック遊具があることが公園フリークには着目をせざるを得ないポイントである。
2ヶ所ほどある駐車スポットからスロープまたは階段を登り森のなかへ。ターザンロープの遊具と複合アスレチックがちょっと離れた場所に据え付けられている。難易度はそこまで高くはなく、やりこみ度も深いわけでもないが、周囲の雰囲気と相まってなかなかにアドベンチャー感満載。
遊歩道もあるため森林散策もできたり、野鳥の飛来もみられるためキッズのためだけでない子供の森といってよさそう。墓苑のほうの駐車スペースの近くには芝生が広がるスポットもあったりもする。さすがに「森」と銘打っているだけあって、どんぐりや木の実、冒頭の通り166本と半端な数が植えられている桜など自然を鑑賞するのにも役立ったりする。
平日の昼下がり、スーツに革靴で公園内を散策したところ、どこからともなく「ぼーぼーぼー」とちいさな池に大きめのウシガエルが何匹も戯れていてちょっとびびったりもした。さながら鳥獣戯画である。ただし、うさぎを発見することはできず、相撲をとっていたわけでない。
なお、道路を挟んで反対側には観音の滝という瀑布が音をたてて流れ落ちている。現在滝壺に向かう獣道は立ち入り禁止となっており、上流の流れを眺める程度。三島溶岩流的な岩がゴロゴロしていたり、水はキレイなため活用の仕方があるのではと勘ぐらずにはいられないが、水辺に降りることは不可能なことと、奥まった場所であるためかゴミが散乱していて非常に残念である。
周辺にコンビニなどがないことからペットボトルやおやつは持参していったほうが無難。アクティブなお犬の散歩などにもよさそう。どうせならカエルと相撲をとってほしいものである。