山梨県は身延町。みのぶ街道からちょっと入ったところ。すべて遊び切るには半日以上、いや複数回訪れたって楽しめる広大なレジャーパーク。いちぶ有料施設もあるものの、遊具などの多くが無料で楽しめるってんだからこりゃもう行くっきゃないくらいお薦めしたい。
広がる空に向かってバインバインと跳びはねるトランポリン遊具。様々な楽しみ方がぎゅっと詰まった砦遊具広場。まあお子たちは飽きもせずエンジョイしまくるワケである。夏季には125の穴からランダムに噴き上がる噴水はずぶ濡れ覚悟で楽しんでいただきたい。このスプラッシュ噴水。なかなかに勢いがあるため、お調子者の男のコたちは、たいてい噴出口をまたいでみたり、穴を踏んづけてみたり。アホである。それはキッズにかぎらず童心を忘れて穢れてしまった大人にこそ、そのココロを洗い流して楽しんで欲しいと見本を示している言い換えることもできる。
もちろん着替えはパパママ、キッズたちに加えておじいちゃんおばあちゃんの分も持って行くべきである。そう、家族みんなで遊ぶことがクラフトパークを存分に楽しむコツといえよう。
他にもかなりリーズナブルに体験できるカヌー場もあったり。わりかし簡単なレクチャーをウケてからいざ水面へ。幼稚園児くらいからちゃぷちゃぷとパドルを漕いであっちにいったりこっちにいったり。ボールをゴールに投げ入れてみるなど、カヌー体験のエントリー的な感じで安全に楽しめたりもする。なお、カヌー場のスタッフや園内のスタッフ、そして広報担当者も含めてみんないい人であることは非常にポイントが高い。カヌー場は身延高校のカヌー部員がその運営をお手伝いしているとかなんとかで、そういう地域の協力を得ながら楽しさを倍増させていくという取り組みも好感を持たずに入られない。
ドッグランやバーベキュー場。道の駅に美術館。バラをはじめとした季節の花々。広大な芝生広場はお弁当を広げるのに最適なものの木陰は激戦区となっている。今流行のぱっと広げられるちいさなテント、サンシェードテントを持って行くといいかもしれない。
そんなこんなで、一日を楽しみに遠くからでも訪れる価値のあるオススメの公園。山梨県にありながら、そのアクセスから静岡県からの来園者も4割くらいいらっしゃるという親しまれぶり。そう、楽しい公園は県や市をまたぐ価値を持っているのである。
スタンダードなあそび方はやっぱり家族やお友だちを誘ってとことん遊びまくるというアクティブな感じではあるものの、シーズンにはイルミネーションがあったりドライブやデートにも活用できる人気スポット。年に2回くらい行きたいものである。