共栄公園

のんびりポタリング, 公園デート, 地域で探す, 沼津市, 目的で探す, 芝生で駆け回る, 遊具であそぶ, 静岡県
住所
駐車場 なし
トイレ あり
自販機 なし
面積

沼津市内にみっつほど確認される、タコの滑り台をアイデンティティとした通称タコ公園、「トリオ・ザ・オクトパス」のなかでも、一番の大きさを誇る共栄公園。

閑静な住宅街のなかにありながら、加藤学園高校や飛龍高校のグラウンドに隣接しているため、部活動や体育の授業に励む高校生と公園内を無邪気に遊ぶキッズ、談笑するパパママの声が混ざり合い活気がてんこ盛り。まさに「ともに栄える」、共栄のスポットである。

タコすべり台は、グラマラスなボディで(とはいえ、他のトリオ・ザ・オクトパスにおわす、タコたちと規格はまったく一緒である)鮮烈なピンクとクリーム色をしており、緑の多い公園内でなかなかに艶かしい存在感を放っていた。

ことあるごとに塗り替えられ、きれいになるものの、いっときは卑猥な落書きがタコの足にまで侵食していた模様。アートの要素がないとは言わないものの、落書きをする輩は、大ダコに絞め落とされ、吸盤に吸われてしまえと思わざるを得ない。

そんな悲哀を経て、公園のシンボルであるタコがリニューアル。従来の質実剛健なタコからFRP製のコミカルなものに変貌を遂げたのである。

タコと呼べる代物かは年齢によって賛否両論ありそうである。ノスタルジーに浸る場合は先代しかタコと認めない人も少なからずいるのではなかろうか。しかし、登り口が8コあることや妙な間違い探しも「8つ」とアピールしていることからこれはタコに間違いない。

そんなタコすべり台の他にも、ブランコやジャングルジムもリニューアル。これもまた時代の流れを感じさせるビビッドなものとなっている。さらには、広い芝生がとられており、木々が公園を囲んでいるものの、開放感と清潔感までも併せ持つ。季節になると、桜や花壇の花などが緑あふれる公園に彩りを添える。

駐車場を備えていないことや、近隣の道幅もそんなに広くないことから、ご近所さんや散歩コースでここを通る人などの利用を目的とした街区公園は、多くの人に見守られ、安心してタコすべり台で遊ぶことができるはずである。それが旧タコであろうと、新タコであろうとタコはタコなのである。

今後、共栄公園がタコ公園との愛称を持ち続けるかどうかはぜひ注視していきたい。ややもすると三つ巴のタコの覇権が崩れることもありそうだ。

なお、タコすべり台のことを調べていたらすべり台に対するなみなみならぬ愛情を持ったカオスなサイトを発見したので、参考までに。

http://www1.raidway.ne.jp/~iharay/suberidai/