パークマネジメントプラン。なんだか格好いいながらも、いかにも難しそうなヨコモジ。マネジメントの名のとおり、うまいこと公園の管理運営をやっていこうぜということを考えるわけです。マネージメントではなく、マネジメントと伸ばさないのがまたおしゃれですな(以前紹介した、その前段の実証実験についてのエントリーはこちらから)。
公園はそれぞれに個性を持っているわりにはしゃべれない。でも、誰かに頼らないとうまいこと利用されないし、場合によっては汚くなったり、憩いの場であるはずなのに、嫌われてしまう。そりゃ、誰だって公園はきれいで楽しくあったほうがいいし、地域に愛されたほうがいいですよね。
縁あって、このパークマネジメントプランを策定するにあたってその辺の人らと考えてみようぜという、ワークショップに参加していた公園ガイドでございます。3箇所の公園をテーマにした各3回。延べ9回のワークショップに皆勤賞でした。下手したら誰よりも出席しておりましたよ。
そこではいろいろな人といろいろなディスカッションをしました。詳細な内容は書けばきりがありませんが、公園で楽しく過ごしたい!もっとこんなことできるんじゃない、いやでもやっぱり大変だねとか。ポジティブな面と課題が盛りだくさん。
でもって、そんな話し合いの内容の一部が今回のパークマネジメントプランの案に落とし込まれているワケであります。
ルールづくりや公園のカルテ、しゃべらない公園に替わって情報発信をすることなど。70ページ近くにわたってまとめられております。もちろんPDCAサイクルも織り交ぜられており、ブラッシュアップも含めたプラン(案)。
(早いとか遅いとかできるできないという点に着目するのではなく、大切なのはやってみるかそうでないかじゃね?という大前提ではありますが) 公園の管理・運営自体をマネジメントしようという動きは、 全国の自治体のなかでもプランを策定すること自体が先鋭的な取り組みといえるそうです。
公園をきちんと運営していくという当たり前で地味。かつ日の目を見ることがあまりないうえに、名前も小難しいし、なんか行政的だし…のわりには暮らしに直結しているし、公園って暮らしに欠かせないから、すげえ大切なこの取り組み。
(公園ガイドも寄与したかどうかはわかりませんが)プラン(案)をぜひ一読してみると、公園ライフが捗るかもしれません。そこには自分の住む、または近くの公園の将来像が詰まっています。
そうそう、もしかしたら、このパークマネジメントプラン(案)を一人でも多くの人に知ってもらうこともパークマネジメントの一種なのではと思います。
さらに、思うところがあれば様式問わず意見を寄せることもできるし(口頭でまくしたてるのはダメ)、2月27日にはパークマネジメントプラン(案)市民説明会が開催されます。その場で意見も言えるし、もっと具体的な説明が受けられちゃいます。※市民説明会は終了しました。
沼津市パークマネジメントプラン(案)意見募集期間は平成30年3月19日まで。
お問い合わせは沼津市役所緑地公園課利用推進係、055-934-4796でございます。
※パークマネジメントプランに関する考察・情報等は富士山周辺公園ガイドの私的な見解であり、所属する公的な組織の公式見解ではありません。まあ、わかっていただけるとは思いますが。