お天道さまの下で飲む、そして呑む。そんなシチュエーションに憧れる人は少なくなさそう。
その証左にリニューアル前の公園ガイドには「バーベキューのできる公園」というカテゴリが存在し、ほんのちょっとしか掲載されていなかった(三島の上岩崎公園くらい)にも関わらず、かなりの人気カテゴリであったという隠せない事実。
お酒好きの方のみならず、富士山周辺に暮らす人たちに朗報。旧芝川町、富士宮市は柚野の里にある酒蔵、富士錦酒造の蔵開きが2018年は3月18日、日曜日に開催されます。
「蔵開き」とはなんぞや。というところからのお話になりますが、元来はお酒の仕込みが無事に終わったことを祝って、蔵人たちの打ち上げみたいなものだったそうです。それをお世話になった近隣の人たちにも声がけし、田んぼに腰を下ろして雄大にそびえる富士山を眺めながら振る舞い酒も含めて、お酒を楽しむ催しとなりました。
普段は見られない場所を見ることのできる蔵見学や、無料でおいしいお酒が飲める試飲コーナー、地元の食が楽しめる地場産品コーナーなども充実し、移動動物園などキッズやお酒が苦手という方も楽しめちゃいます。多い時には1万人を超える来場者で賑わうビッグイベントとなりつつあります。
そして、蔵開き当日しか購入することのできないお酒の販売も。ワタクシ管理人のお薦めは、活きたもろみをそのまま閉じ込めた「活性もろみ酒」。他にも、モンドセレクションなど権威ある国際賞で最高金賞を受賞した大吟醸、日本酒だけでなく焼酎やフルーツワインなどもラインナップされており、いろいろな楽しみ方ができそうです。
富士錦酒造は昭和46年に「富士山の湧水とお米だけで醸したお酒」を全国に発売したいわば純米酒のパイオニア(諸説あり)と評価されています。さすがに純米酒は評価が高く平成29年度の名古屋国税局酒類鑑評会純米酒部門で優等賞を受賞しています。蔵開きに行けないという人もぜひお試しいただきたい!
スタンダードな純米酒。肉じゃがなど濃い味の料理に負けないボディを持った、その名の通りお米の味わいを楽しめるお酒。
静岡産の酒造好適米「誉富士」を使用して醸した特別純米酒。富士錦のプライドが垣間見える一本。純米酒大賞の最高金賞受賞暦あり。さすが。
パワフルな飲み口のしぼりたて原酒。飲んべえの根強いファン多数。辛口で芳醇な香り。毎年新酒を搾るころ(11月末くらい)にはこの一升瓶を抱えて喜んでいるおじさんをよく見かける。
公園ガイドはその昔、富士錦酒造さんにお世話になったことがあり、特別にお酒のもろみを試飲させていただきましたが、これがマジでうまいことうまこと!純米酒も大吟醸も、根強いファンがいるのにも納得です。
春も近づき、外で飲み食いできる幸せ。携帯できる折りたたみテーブルやブルーシートなどを持って行くと非常に捗ります。準備は入念に。公園でランチやちょっとビールでもみたいなシーンにも通ずるものがありそうです。
お酒は20歳を過ぎてから。妊娠中、授乳中の飲酒は控えましょう。
富士錦酒造のホームページはこちら。