公園は行政や指定管理者が設置、運営し当たり前のように近所にあったりなかったりします。利用者がたくさんいようが、地域の人のみにしか知られていない場所であろうが誰かが植栽を手入れし、誰かがトイレを掃除し、誰かがゴミを拾って手入れをしているのは事実です。
さらに近頃ではそこにある公園をより魅力あるものとし、多様な利活用を促すパークマネジメントの機運も高まってきています。それは設置者が考えるというだけでなく利用する側の人たちも一緒に考察していくことで公園の魅力がよりブラッシュアップされていくのではないでしょうか。
先日は都市公園法が改定され、公園内にカフェや飲食店を設置する期間の上限が緩和されました(これまでは10年単位だったため、イニシャルコストの回収などを考えると二の足を踏むケースもあったとか)。
ボール遊びをしちゃいけない、花火をしちゃいけない、写真を撮影してはいけない…など公園なのにできないことばっかり!と嘆くケースもありますが、一方で公園でどのようなことができるかという取り組みにも目を向けてほしいと願う公園ガイドでございます。
まちづくりにも寄与するこの考え方。まずは実験から始めてみよう!というワケで沼津市では「パークマネジメント実証実験」という堅めのネーミングの事業がスタートしました。平たくいえば公園でできることを官民が連携して実際やってみようぜ!の取り組みです。うまいことやれば民間支援まちづくりファンドというサポートがもらえるケースも。
カフェオーナーのみなさーん!子育てサークルとかのみなさーん!クラフトなんかの作家のみなさーん!そもそも市民のみなさん!青空のしたで、いろんな人が集まる公園でやりたいことありませんでしょうか?なんならワタクシ公園ガイドも一緒に企画考えます!
実際にやってみることで、コレはよかった、こんなことやったら地域住民に怒られちゃった(てへペロ♡)。アレが売れた、コレは売れない。やってみたらめんどくさくなったとか、すごく儲かったとかいろんなケースがあると思います。すべり台が欲しい!とか水遊びができる公園がいい!とかハードの部分で改善をしていくことは費用もかかるし時間もかかる。それならできることからやってみようという注目の取り組みであります。
公園ガイドをご覧になった皆さま。もっと公園を楽しみたいというシンプルな願いを持つみなさま。まわりに「公園でたのしそうなことやれそうな人…あ!ピンときた」なんてことになったら、ぜひ沼津市の「パークマネジメント実証実験」を広めてやってみてください。
ワタクシ公園ガイド、最寄りの公園で実証実験が展開されることをこっそり願っております。
※パークマネジメントに関する記載や考察はあくまで富士山周辺公園ガイドの主観であり、沼津市および近隣の自治体に関して影響を与えるものではありません。詳細、お申込みは沼津市のパークマネジメント実証実験については沼津市緑地公園課、および民間支援まちづくりファンドについてはまちづくり政策課に直接お問合せください。
※この記事は2016年10月に公開されたものです。現在沼津市のパークマネジメント実証実験の募集等については終了しています。実績を考察し、パークマネジメントプランの策定段階に取り組んでいます。