伊豆の玄関口三島の街中にありながら、その喧騒を忘れさせるに十分な源兵衛川。
楽寿園の南から、三島温水地まで流れる清流一体が市民憩いの場として整備されています。
街中がせせらぎ事業の中核を担う存在で、冷たい川の流れが特に夏の時期には涼感を与えてくれます。
川沿いには、噴水や水車や揚水ポンプ、なかには水琴窟など「水」を利用した仕掛けがちょいちょい設けられていて、たんなる川の域を超えた活躍を見せてくれます。
さらには、飛び石のように足場がずーと設けられているので、けっこうな距離、川の上を歩いて行くことができちゃいます。
また、水がきれいなことに加えて、木々もキレイに整えられているので、運がよければカワセミの飛来やホタルなどの姿を確認できます。
そもそも、この川自体がほぼ公園的な位置付けになっており、川の途中に親水広場などがあってキッズ達が水遊びではしゃぐ姿も確認できます。
国道一号線にぶつかるくらい、下流のほうになると川幅がぐっと広がってまた趣きがかわってきます。
で、最終的?には温水地公園にぶつかり農業用の灌漑用水に姿を変えて行きます。
さすが街中がせせらぎ事業という感じで、「せせらぎ」という概念では富士山周辺をとってみても、他の市町村より一歩リードしているかもしれません。
他にも上岩崎公園や、白滝公園など水によって楽しませる工夫を凝らしているのはとても評価ができます。
水をテーマに遊びにいくなら、遠くから車を走らせていく価値もある三島の「街中がせせらぎ事業」。
夏にはぜひお勧めで、源兵衛川以外にも、桜川や御殿川、蓮沼川などたくさんのせせらぎがあるので、せせらぎマスターを目指すと、また面白さに深みがますかもしれません。