富士市の田子の浦港のほど近く。
新旧、そして大小と個性のある公園が割拠するこのエリアで独自のスタイルを崩さずに存在するマイペースな公園。
砂山公園というプロットとしては、田子の浦港の赤灯台のあるあたりとなるが、東田子の浦駅方面にあるマリンプールが正式名称「砂山公園富士マリンプール」であるためどこまでを砂山公園とするかは人によって評価がわかれる。評価ってなんだ。
とにもかくにも砂山公園は長いらしいが、ここでは駐車スポットのある石油基地近くを砂山公園といってみる。
ぐるぐると巻き貝のようであり富士山カラーでもある滑り台。
登り口はひとつ、出口がふたつ。意外と勾配のある特徴的な滑り台はこの公園のアイデンティティのひとつといってよさそう。他にもブランコに回転式の遊具、飛びタイヤと充実とは言わないまでも個性ある遊具もちらほら。
また公園内にはテニスコートやボール遊びができそうなスペースも充実し、その立地からウォーキングやジョギングにも有効で、隠れ体育会系な公園ともいえそう。
海岸線沿いという立地から松林や駿河湾の眺望なども砂山公園らしさが溢れ、独自の存在感を発揮している。さらには、あまり混雑を感じさせないことや駐車スペースもいくつかに別れておりビジネスマンの休憩タイムにもとても有効である。
最後に、近隣の公園に負けまいと砂山公園付近も整備が進んでいる様子が確認できる。
ふじのくに田子の浦みなと公園、富士と港の見える公園。そしてこの砂山公園を含めて、さしずめ田子の浦公園三国志の様相を見せておりその覇権争いにも注目が集まる。覇権ってなんだ。