清水町の隠れ家的存在、本城山公園。
遊歩道(ちょっとした登山道)や山頂の展望台をはじめ、駐車場近くにはアスレチック遊具などが揃えられています。
戦国時代に、北条氏が築いたお城が由来となっております。
由来の案内板を見ると、やれ寝返っただの敗走しただのあまり強そうなお城であったイメージはありません。
この公園で特筆すべきは、山頂展望台からの眺め。
切り株をモチーフにしているのか、ずんぐりむっくりしたスタイルは愛らしさを感じます。
眺望のよい場所は愛鷹山や香貫山、岩本山に日守山などたくさんありますが、360度パノラマの景色が見られるのはここだけのような気がしないでもない。
富士山をはじめ、清水町や駿河湾など周囲一帯が一望できてしまいます。
特に夜景が美しく、ぜひ一度は女のコを連れて行きたいスポットでもあります。
穴場的な場所にあるので、混み合っているということもなく静かでロマンチックな時間が流れること間違いなし。
ただ、山頂までは10分ほどとは言え、日頃運動不足な人はそこそこ応えるので、それなりの覚悟は必要かもしれません。
夜景を見る場合には道中は真っ暗なので懐中電灯や携帯電話のライトなどを用意しましょう。
特に冬などであれば、その道の特性上必ずと言っていいほど手繋ぐことになると思うので、微妙な二人の距離は急接近することは間違いありません。夜景デートならば、派手さはないけれど、確実にお勧めしたい公園です。
さて、山頂まで登らずとも駐車場近くにはアスレチックや東屋などがあるので、キッズはこちらで遊ぶのもいいかもしれません。本城山という城址をフィーチャーした公園であるため、アスレチックもお城をかたどったりしており気が効いてます。
ただ手入れがされているのかいないのかは不明なで、全体的に色味は少ない模様。
かつてのお城と同じように、展望台も遊具などもキレイに整備されているとは言い難い感があり、柿田川公園や清水町運動公園など他の清水町の公園よりは確実に手抜きされているであろう、少しばかり悲哀も感じられます。
言い換えると、本城山そのままをうまく活用した公園でもあるので、むしろそのアンニュイな感じすら楽しんでいただきたい公園です。